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カフェと喫茶店の魅力とは|居心地の良い場所が遂げる進化

文化
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らぶ子
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わたしカフェや喫茶店で過ごす時間って大好き。お茶するのはもちろんだけど他にもたくさんの魅力があるわ。

shogo
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家でコーヒーを飲むのもいいけど、カフェや喫茶店には特別な空気感があるよね。

コーヒー好きのあなたは、カフェや喫茶店をよく利用するのではないでしょうか。

お気に入りのカフェや喫茶店がある生活は楽しいですよね。

ところで両者の魅力について考えたことがありますか。

おそらく多くの方は深くは考えずにカフェや喫茶店を利用していると思います。

この記事では様々なカフェや喫茶店で働いた経験と、客としてもカフェや喫茶店をこよなく愛する私shogoが、居心地の良い場所について考察します。

この記事を読むとカフェと喫茶店における次のことがわかります。

  • 歴史と違い
  • イメージと魅力
  • 構成する3つの要素
  • 共通する居心地のよい場所について
  • カフェや喫茶店のこれから

それではまず初めにカフェと喫茶店の歴史と違いを押さえましょう。

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カフェと喫茶店とは

らぶ子
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カフェや喫茶店はいつ、どんなふうに生まれたのかしら?

shogo
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日常的に使っているけど誕生についてはよく知らないよね。

らぶ子
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それと……カフェと喫茶店って何が違うの?

shogo
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よく似ているけど大きな違いがあるんだよ。

街を歩けばいくつものカフェや喫茶店を目にしますね。

チェーン展開しているカフェや昔ながらの喫茶店、さらにはその時代によって種類も形態も実に様々な店があります。

しかしこれだけ多くのお店がどのようにして生まれ、広まっていったのか詳しく知る人は少ないのではないでしょうか。

この項ではカフェや喫茶店の歴史を追うとともに、両者の違いについて押さえましょう。

歴史

  • 日本にカフェが登場したのは1888年。現在の東京上野にあった「可否茶館」(かひさかん)だと言われています。「コーヒーを飲みながら知識を吸収し文化交流する場」としてつくられた。
  • その後、女性給士が過激なサービスをする特殊喫茶と飲食のみを楽しむ純喫茶にわかれます。戦争により廃業する店も多いが戦後再び盛り返す。
  • 音楽を楽しむジャズ喫茶、シャンソン喫茶、歌声喫茶などが登場。
  • 戦後から1970年代までのアメリカではコーヒーの大量生産と大量消費のファーストウェーブが起こります。
  • 1980年代の高度経済成長にはビジネスマン向けにセルフスタイルの喫茶が登場し、70年代以後は量より質にこだわるセカンドウエーブへと移行していきます。
  • 1990年代にはアメリカ西海岸のカフェスタイルであるスターバックスコーヒーが上陸。様々なチェーン店が生まれ急速に拡大。エスプレッソを主体にアレンジするカフェラテなどのドリンクも浸透していきます。
  • スペシャルティコーヒーと呼ばれる、コーヒーの風味が素晴らしくより鮮度にこだわった豆を適切な抽出で提供する概念が生まれるのもこの頃です。サスティナブル(周囲の環境に負担をかけず、永続的にコーヒー豆を生産する取り組み)やトレーサビリティ(産地など豆の状態をより明確に追跡可能なコーヒー)という言葉も生まれます。
  • また1990年代後半にはカフェの本場フランスパリのスタイルを取り入れたテラス席があり開放的なオープンカフェが登場。
  • 2000年代に入りサードウエーブという波が生まれます。シングルオリジンと呼ばれる生産地域を限定し明確にした高品質な豆を浅煎りし、ハンドドリップで丁寧に提供する。そして生産者を守るダイレクトトレード(仲介者を介さず流通する)で品質を維持しながら生産の継続が行える体制も生まれる。
  • ラテアートと呼ばれるカップにエスプレッソコーヒーを淹れスチームミルクを注ぎながら、ハートマークやリーフ模様を描くバリスタという職業もSNSの普及とともに認知される。
  • 若者の間では純喫茶が新鮮にうつり、いわゆるインスタ映えなど再燃しています。
  • また現在はコロナ禍でこれまでのカフェや喫茶店の在り方が大きく揺らぎ、より安全性が求められ変化している最中です。
  • そして今後、気候の変動によりコーヒー豆の種類であるアラビカ種が現在の半分になるのではないかという「2050年問題」と呼ばれるコーヒー豆の危機も叫ばれています。

カフェと喫茶店の違い

カフェと喫茶店の違いは、まず営業許可の種類です。

そしてアルコールの提供の有無と、可能となる調理方法についても決まりがあります。

  • カフェ飲食店営業許可を取得。アルコールを提供できる。また幅広い調理が可能なため冷蔵や洗浄、給湯など喫茶店よりも設備が必要。
  • 喫茶店喫茶店営業許可を取得。アルコールを提供できない。可能となる調理は、単純な加熱調理のみ。

ざっくりと見てきましたがカフェや喫茶店が現在のように、社会に浸透するまでには数多くの出来事がありますね。

そして「営業許可」と「酒類の提供と調理方法」という明確な違いがあるとわかります。

次はカフェと喫茶店それぞれのイメージを共有し魅力に迫ります。

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カフェと喫茶店の魅力

らぶ子
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カフェといえばお洒落で、喫茶店はどこか懐かしい感じがするわ。

shogo
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お店の形態はよく似ているけど、それぞれにイメージがあるよね。

らぶ子
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洗練された新しいカフェも好きだけれど、レトロな喫茶店もいいわ。

shogo
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カフェにはカフェの、喫茶店には喫茶店の魅力があるよね。

あなたがカフェや喫茶店と聞いてイメージするのはどんな場所ですか。

カフェと喫茶店はともにコーヒーを飲みくつろげる場所ですが、両者に浮かぶイメージは異なるのではないでしょうか。

この項では多くの人たちがもつカフェと喫茶店のイメージを共有しそれぞれの魅力に迫りましょう。

カフェのイメージと魅力

  • 店内は明るくテラス席があったり開放的な雰囲気で気分が上がる。
  • 新しくお洒落で清潔感がある。
  • 情報に溢れ流行の発信地となりうる場所。
  • BGMはボサノバやジャズといった洋楽が流れる。
  • エスプレッソを主体にアレンジしたコーヒーやお酒も飲める。
  • パスタやカフェ飯と呼ばれるワンプレ―トランチなどフードも充実。また有機野菜など食材にこだわりのある店も多い。
  • チェーン展開や、喫茶店より大き目な店舗。
  • インターネットカフェやメイドカフェ、ドッグカフェなどその時代の流行と結び付けられる形態の店も生まれる。
  • 店員の洗練された制服や接客サービスといった立ち居振る舞い、集う人たちもどこかお洒落さんが多いイメージ。

喫茶店のイメージと魅力

  • 店内は暖色系の明かりでどこかほの暗く静かな雰囲気。
  • 歴史があり古くて昔ながらの佇まいに落ち着ける。
  • クラッシック音楽や懐かしいメロディが流れている。
  • クリームソーダ、ホットケーキ、ナポリタンといった昭和からあるメニューが楽しめる。
  • 比較的こじんまりとした店内でカウンター席がある造りの店も。
  • 気軽に入れる生活に根付いた大衆的な店と、コーヒーやフードにこだわりをもつ専門店がある。
  • マスターやマダムといった店の主がいて、そこに集う常連さんが多い。
  • 過度に干渉されず「ほったらかし」のサービスが逆にくつろげる。

仕事で毎日忙しく気分が下がっているときには、明るく開放的なカフェで甘いものでも食べて元気を取り戻す。

一人でコーヒーを飲みながらゆっくり読書をしたいときには、しっとりとした静かな喫茶店へと向かい本のページをめくる。

カフェと喫茶店にはそれぞれに良さがあります。

その日の気分によってお店を選ぶのは楽しいですよね。

またお気に入りのカフェや喫茶店があると日常に彩りが加わります。

それではそもそも人はなぜカフェや喫茶店を利用するのでしょうか。

数ある利用の目的を確認しましょう。

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カフェと喫茶店の利用目的

らぶ子
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やっぱりなんといっても美味しいコーヒーが飲みたいわ。友達とおしゃべりするのも楽しいし、一人になりたいときにもカフェに行くわ。

shogo
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そうだね。その時々によって様々な目的があるよね。

カフェや喫茶店を利用する目的は人によって違います。

また特に何の目的がなくても、お店の扉を開けたくなることもあるのではないでしょうか。

この項では沢山ある利用の目的を挙げてみます。

飲食する

  • 何かを飲む:コーヒーやジュースなどのソフトドリンクの他に、お酒を飲みたいときもあります。
  • 何かを食べる:モーニングでのトーストやサンドイッチといった軽食、ランチやデザートからディナーまで。

気分転換する

  • 休憩する:日常の生活で疲れたときに立ち寄り、リラックスしてくつろぎ気持ちを整える。
  • 気分を上げる:お洒落で最先端なカフェの雰囲気に触れ刺激をもらう。
  • 気分を落ち着ける:通いなれた喫茶店でいつもの自分にかえる。

人と話しをする

  • コミュニケーション:友人、家族、恋人といった親しい人とのおしゃべりから、かしこまった相手との会話まで。
  • 仕事の話:商談など、周りを気にする内容の話もできる。
  • 雑談する:お店のスタッフとの日常のやりとりや集う客との会話まで。

学ぶ

  • 本を読む:小説を読んだり、ビジネス書を読んだり時間を気にせず本に没頭できる。
  • 勉強する:試験や仕事の勉強また、英会話レッスンなどを行う場所として使われることもある。
  • パソコンにむかう:パソコンを開き作業をする場所として。コンセント完備のカフェもあり一種のオフイスとして機能する。

その他

  • 待ち合わせをする:電話もない頃は時間を決めて店で会ったり、今でも集合場所として使われる。
  • 考えごとをする:カフェや喫茶店という空気感は、適度に雑踏があり考えごとをするには良い場所です。
  • 何もしない:ぼーっとする。特に目的はなくとりあえず店に入る。日常における一種の避難場所として。
  • 暇つぶし:スマホ片手にコーヒーをのみながらダラダラ過ごす時間も時には必要ではないでしょうか。
  • 人間観察する:テラス席や窓際の席など、人の流れを見ながら物思いにふけるのもカフェの醍醐味です。
  • 人と出会う:ヨーロッパのカフェではカフェで隣に座っている人と会話をしたり、同じ店に集い時間を共有する中で生まれる横の繋がりがあります。日本はどらかというと保守的な国民性ですが本来のカフェは文化が生まれる重要な場所として機能しています。

さまざまな利用目的がありますね。

多種多様な目的に対応してくれるカフェや喫茶店はありがたい場所です。

では利用目的を達成するために必要な、カフェや喫茶店に求められることとは何でしょうか。

次の項では利用目的を達成する要素を3つ紹介します。

利用目的を達成する3つの要素

らぶ子
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この店のコーヒーは抜群な味わいだわ。チョコレートケーキも超濃厚なの。

shogo
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美味しいコーヒーが飲めて料理にも満足できると幸せな気分になるよね。

らぶ子
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イスの座り心地も最高で、音楽のセレクトもセンスがいいわ。

shogo
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快適だとついつい長居してしまうよね。

らぶ子
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それにテキパキと働くバリスタがいつも笑顔でカッコいいの!

shogo
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接客が行き届いている店は何より安心感があるね。

あなたがコーヒーを飲もうとカフェや喫茶店に入り、コーヒーの味が美味しくなかったらどんな気持ちがしますか。

またテーブルはガタガタで足元はゴミだらけ、店員も私語ばかりでいつまでたっても注文を取りに来てくれなかったらどうでしょうか。

おそらく二度とこの店には来ない、と思うに違いありません。

では来てよかったと満足するのはどういう状態のときでしょうか。

この項では私たちがカフェや喫茶店で利用目的を達成するために、重要な要素を3つに分けて紹介します。

商品力

  • 味わい:新鮮な材料と素材を使い、確かな技術力で提供される美味しい商品。
  • 安心安全:食品の取り扱いは衛生的で管理が徹底されている。
  • 満足感:食事はボリュームがありお得感がある。価格も良心的で通いやすい。
  • 種類:ドリンクはもちろんフードメニューも充実している。時間帯によってはモーニングやランチもあり。季節限定商品など仕掛けが豊富でいつ来ても選ぶ楽しみがあり飽きることがない。

飲食店である以上、美味しいのは当たり前が求められます。

そこから営業努力を重ねるお店だけが残っていくのではないでしょうか。

商品の品質にこだわり新しい情報に目を向け、お客様に提案していく姿勢がある。

雰囲気

  • 清潔で快適:清掃され整理整頓されている店。またトイレなども衛生的に管理されている。
  • 外装内装:店がもつ特色があり、お洒落で気分が上がったり、しっとりとして落ち着ける。イスやテーブル、照明が心地よい。窓から見える景色が美しい。立地もオフィス街や公園の近くビルの中など開放感または穴場感も。
  • 音楽と音:店に合った音がある。レトロな喫茶店で流れるクラッシックやカフェで流れるボサノヴァなど。またフランスのカフェのように音楽がなく、人々の話し声や食器の触れ合う音がBGMがわりになり雰囲気を形成しているのも気持ちがいいです。
  • 空気感お店が営業を積み重ねてきた時間と、そこに集う人たちよって創られる確かな空気を五感で感じられる。

最近ではチェーン展開するカフェが力を持ち店舗も増えています。

もちろんブランドイメージが作り込まれ魅力もあるのですが、どの街へいっても金太郎あめのように同じような店舗が並ぶ光景。

そんな中、昔から営業を続ける喫茶店や個人で頑張っているカフェは唯一無二の雰囲気をもっています。

似たような店が乱立してくると昔ながらの喫茶店は光を放ちます。

現在若者に「純喫茶」が人気です。

年配者には懐かしく若者にはカフェにはない新しさを純喫茶に感じるのでしょう。

また流行のお店は「スクラップ&ビルド」というお店が古くなるとすぐに壊して建て替えたり、働く人の存在も変わりがきくアルバイトを大量に雇ったりします。

せっかく形成されてきたカフェや喫茶店の空気感が崩れるのは一瞬です。

その場その場の経営では決してカフェや喫茶店の雰囲気は生まれません。

長い年月をかけ、働くスタッフとそこに集う客によって少しずつ空気感は創られるのです。

  • 働くスタッフ:基本的な接客(笑顔・会話・言葉遣いなど)がしっかりとしていて安心感がある。また広い視野をもち、つかず離れず一見さんから常連さんを問わず的確な対応ができる。業務は確実かつ丁寧であり、スピーディーな立ち居振る舞いが見ていて美しい。
  • 程よい距離感がある:客と従業員の関係が、日本的なお客様が上という一方的な関係ではない。一人の人間同士として対等であり共に成長していける関係性が築けている。
  • 集う人たちの様子:老若男女を問わず、また一見さんから分別がわかる常連さんまでみんなの憩いの場として機能している。

フランスのカフェには「ギャルソン」というサービスマンがいます。

自分が担当するテーブルが決められていて、そこに座る客を最初から最後まで接客します。

このギャルソンにサービスしてもらいたいという思いで店に通い続ける客もいて、双方に厚い信頼関係が築けています。

マニュアル通りにただ注文を聞き商品を運ぶだけではなく、一人一人の客と血が通ったコミュニケーションを交わしながら給仕をする存在。

支払われるチップはその担当卓のギャルソンの収入になります。

さらにカフェのギャルソンは社会的にも高い職業と認知され、長く働く年配の給仕もいます。

日本には「水商売」という言葉があります。

諸説ありますが元手がかからない水だけを出す、形のないサービスとして軽んじる風潮があります。

しかし接客サービスは奥が深く完全な正解がないからこそ、働くその人の人間性が問われ高い洞察力と技術力が必要な仕事です。

誇りを持ち働き続ける人を大切にする文化があるからこそ店とともに人も育ち、やがてなくてはならない存在としてカフェの空気感を創ってゆけるのです。

商品力・雰囲気・人が、利用目的を達成するためには必要不可欠な要素となります。

ではこの3つの要素を踏まえて居心地のよい場所について考察します。

居心地の良い場所とは

らぶ子
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カフェや喫茶店における居心地の良い場所ってどんなとこかしら。

shogo
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街には沢山のカフェや喫茶店があるけど、決して全部のお店が快適で居心地が良いとは限らないよね。

らぶ子
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私にとって居心地の良い場所は、そこに流れている空気を感じながら自分の気持ちにも良い変化が生まれる場所だわ。

shogo
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カフェや喫茶店に入る前と、帰るときを比べると自分の気持ちが前向きに変化する場所だよね。

3つの要素が満たされている

「ただイスに座れて運ばれてくるコーヒーが飲める」だけで完結している場所では、居心地の良さは創られません。

商品力・雰囲気・人という3つの要素に高いレベルで満足できると、この店にまた来たいと思うのではないでしょうか。

カフェや喫茶店が提供する飲み物や食べ物、お店の外装内装というハード面だけではなく、場の空気感を創る人たちのソフト面が居心地の良さを左右します。

美味しいコーヒーを居心地の良い雰囲気の中、熱意を持ち働くサービスマンの手で提供されると相乗効果でその価値は何倍にも上がります。

商品力や雰囲気を高めるのは人の努力です。

現在街中に溶け込んだスターバックスコーヒーには「サードプレイス」という概念があります。

それは「家庭でも職場でもない第三の居心地の良い場所」を創るというものです。

居心地の良さを追求する姿勢があるからこそこれだけ急速に浸透したのではないでしょうか。

逆に3つの要素のうちどれか1つでも欠けてしまうと、居心地のよさは脆くも崩れてしまいます。

守り変化し進化を続ける場所

お店の強み特色となる軸をしっかりと守り営業するカフェや喫茶店。

また、ただ頑固に守るだけではなく時代の流れにも柔軟に対応し、変化することを恐れない。

そして「どうすればさらによくなるか?」を日々真剣に考え進化し続ける店は、居心地の良さがさらに上がるのではないでしょうか。

ただ一過性の流行を追いかけるだけでは続きにくく、カフェや喫茶店としての基本的な機能に絶えず磨きをかける。

現状に満足することなく常に上を目指し評価と分析を繰り返しながら、働く人はもちろん店を利用する客も巻き込み共に成長がある場所。

何かひとつ感動できる

店に入り帰る時までに来てよかったと心から思える。

どんなに小さくてもいいから何かひとつ感動できる場所。

個性豊かな常連さんが集う朝の居心地の良い喫茶店で、美味しい珈琲を飲みながらトーストを頬張る。

やがてその喫茶店の雰囲気が好きになり通ううちに、いつしか自分自身が店の空気と溶け込む瞬間がある。

また天気の良い午後にカフェのテラス席で風を感じながら食べる恋人とのランチ。

会話を楽しみながら時折り道行く人たちの流れに目を向ける。

ギャルソンがお皿を絶妙のタイミングで下げ、食後のエスプレッソコーヒーを満面の笑みで出してくれたとき。

気の知れたバリスタと挨拶し、注文したカフェラテを手に本を読みゆったりとした時間を過ごす。

気持ちが整っていくとともに、隣りに座った人との何気ない会話から新しい発見がある。

カフェや喫茶店には五感で感じられる出来事が溢れています。

そんな感動できる心を育み人間力を高めてくれるかけがえのない場所です。

感動した経験と時間は、いつまでも記憶に残り珈琲を口にするたびに心がときめきます。

カフェと喫茶店の今後

らぶ子
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コロナ禍で今後カフェや喫茶店はどうなっていくのかしら?

shogo
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これまでも色んな歴史を乗り越えてきたカフェや喫茶店だけれど、今まさに大きな転換期をむかえているよね。

らぶ子
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利用する私たちに何かできることはないのかしら?

shogo
shogo

この大きな変化を前向きに捉えて、よりカフェや喫茶店が強くなるために微力でも協力したいね。

カフェや喫茶店は現在、大きな変化を迫られています。

コロナ禍となりより安心安全が求められる中、居心地の良い場所がさらに進化していくために私たちができることは何なのか。

最後にカフェや喫茶店のこれからについて考えます。

日本のカフェや喫茶店が成熟するために

カフェや喫茶店が個人や仲間で楽しむ場所であるとともに、もう一歩踏み込み成熟していくためには何が必要なのでしょうか。

それはヨーロッパのカフェのように「人と人とのつながり」が生まれる場所として機能していくことかもしれません。

保守的な国民性である日本人にカフェや喫茶店での「人と人とのつながり」は求められていないのが現状です。

しかしさらに進化していくための大きな可能性がここにあります。

確かに日本とヨーロッパにおける「文化の違い」はあるかもしれません。

ヨーロッパスタイルのカフェを日本で経営していくことは、日本の銭湯をパリでやるような難しさがあります。

私もかつて大阪という土地でフランススタイルのカフェを営業していくという経験をしましたが、なかなか文化の違いを超えることができませんでした。

けれどただ安らぎや流行を追うだけではない、本来のカフェとしての機能を備えたお店があると行ってみたくはなりませんか。

ではどうすれば文化を生み出す場所が生まれるのでしょうか。

そこにはお店を創る人の想いがなくてはなりません。

まず人と人との横のつながりを大切にし、長い期間がかかるということを覚悟する。

働くスタッフはもちろんお客様をも巻き込み成長していくという広い展望が必要です。

そして理想を追いかけるだけではなく、お店の利益も確保していかなければなりません。

カフェと聞くとお洒落なイメージがありますが、ヨーロッパではみんなが日常で使う生活に密着した場所です。

その姿はどこか日本の喫茶店に近いのではないしょうか。

朝は新聞を広げてコーヒーを飲みながらクロワッサンを食べたり、また仕事の小休止にエスプレッソをカウンターで一息に飲んだりと一日に何回もカフェを利用する人もいます。

そこには人と人との交流が自然と生まれます。

カフェや喫茶店という場所で、同じ時間を過ごす者どうしが自分のテーブルを越えてつながることが心地よい。

ふとしたことがきっかけで会話が生まれ、働く人そして客を問わずコミュニケーションが生まれる今を感じられる空間。

通うたびに新たな発見があり成長できる、そんなカフェや喫茶店がやがて文化を生み出す場所となるのではないでしょうか。

コロナ禍を乗り越えるために一人一人ができること

  • 店で働く人と客の双方が行うこと:各自が体調管理に努めること。マスクを着用しアルコール消毒やソーシャル・ディスタンス(対人距離の確保)など、現在の社会状況に合わせた行動をとる。
  • 店で働く人ができること:商品や食材などの管理。清掃と整理整頓をして店を清潔に保つ。安心安全を徹底し行動する。常に情報を客に向けて発信する。
  • 客ができること:お店が発進した情報を学び共有する。お店を利用する。

コロナ禍となりソーシャル・ディスタンスという人との距離感が生まれました。

コロナ禍を経験したからこそ、あらためてカフェや喫茶店がかけがえのない場所であると感じた人も多いのではないでしょうか。

お店を運営する企業そして働く人がこれまで以上に安心安全に気を配る。

そして働く人と客が情報を共有し、お互いに体調管理に努めたうえでお店を運営し利用する。

そう、今まさに「人と人との繋がり」が試されているのではないでしょうか。

人間として一人一人が他人を思いやる気持ちをもつ。

立場は違えど同じカフェや喫茶店を愛する者同士が一つになり、協力しながらコロナ禍に立ち向かい克服してゆくことが必要です。

終わりに|カフェや喫茶店は時代を超えて不滅

らぶ子
らぶ子

私にとってカフェや喫茶店はなくてはならない場所だわ。

shogo
shogo

カフェや喫茶店での時間が日常生活の一部になっているよね。

人はなぜカフェや喫茶店に通うのでしょうか。

それはカフェや喫茶店には様々な魅力的な物語が待ち受けているからかもしれません。

お店で働く人や集う客とともに自分も登場人物の一人となり、「カフェという物語」を紡いでいく。

コミュニケーションをとり会話をして五感で感じる。

時には感動を味わい人と人との繋がりを育む。

そう……壮大なカフェという物語を。

コーヒーとともにカフェや喫茶店という場所で過ごす時間は、他では決して得ることのできない時間ではないでしょうか。

カフェや喫茶店で育まれる時間は心の安らぎや活力を取り戻してくれます。

一杯のコーヒーでカフェや喫茶店という空気が流れる場所、そしてそこで過ごす時間を得る。

その空間をどう使うかは、あなた自身に委ねられます。

コロナ禍となりカフェや喫茶店業界も厳しい経営をよぎなくされています。

しかしこんな時代だからこそカフェや喫茶店がさらに特別な場所へと進化し、コロナ禍を乗り越えていくと信じます。

古来から人々はカフェに集い語らい癒されてきました。

いつの時代も人々の日常生活における「心のオアシス」としてなくてはならない場所、カフェや喫茶店は時代を超えて不滅です。

カフェや喫茶店における居心地の良い場所とは、何かひとつ感動できる場所。

ほっこり一息つきたいときや、人と繋がり元気になりたいとき、また一人でゆっくり考えたいときカフェや喫茶店の扉を開けましょう。

きっと何時どんなときでも変わることなく「ようこそ!」と迎えてくれるはずだから。

※下記の本は、カフェや喫茶店における考察が学べおすすめです。

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